全開(読み)ぜんかい

精選版 日本国語大辞典 「全開」の意味・読み・例文・類語

ぜん‐かい【全開】

〘名〙
全部ひらくこと。完全にあけきること。いっぱいにあけること。
※不二遺稿(1424頃)中・偶作「料峭余寒野水隈、庭前梅蘤未全開
※見知らぬ家路(1970)〈黒井千次〉「ガスの火は、全開にしても心もとなげな青い焔を鍋の下でゆらすだけだった」 〔司馬光‐夏日西斎即事詩〕
土地などが全部開墾されていること。
※経済小学(1867)上「英国仏国の如くに人口稠密土田全開の地に於ては」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

デジタル大辞泉 「全開」の意味・読み・例文・類語

ぜん‐かい【全開】

[名](スル)
全部開くこと。いっぱいにあけること。「ガス栓を全開する」「エンジン全開」⇔全閉
全力で行うこと。もっている力を最大限に出すこと。「キックオフから全開で戦う」「パワー全開
[補説]2意味で、比喩的に「エンジン全開」「アクセル全開」などと用いることがある。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

今日のキーワード

青天の霹靂

《陸游「九月四日鶏未鳴起作」から。晴れ渡った空に突然起こる雷の意》急に起きる変動・大事件。また、突然うけた衝撃。[補説]「晴天の霹靂」と書くのは誤り。[類語]突発的・発作的・反射的・突然・ひょっこり・...

青天の霹靂の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android