八ノ田村(読み)はちのたむら

日本歴史地名大系 「八ノ田村」の解説

八ノ田村
はちのたむら

[現在地名]能都町瑞穂みずほ

山田やまだ川流域に位置し、南東神道じんどう村。正保郷帳には八之田村とみえ高一六七石余、田方七町余・畑方四町、新田高四八石余。承応三年(一六五四)の村御印の高二〇四石余、免四ツ七歩(能登奥両郡収納帳)。寛文一〇年(一六七〇)の村御印の高二三三石、免五ツ二歩、小物成は山役六六匁、鳥役一匁(出来)、炭竈役二六匁(三箇国高物成帳)元禄(一六八八―一七〇四)頃には紙漉一人がおり、炭焼も行われた(国産抄)。明治八年(一八七五)当村は西安寺さいあんじ村・院内いんない村と合併して瑞穂村となる。日出森ひでもり神社は秀盛ひでもり神社ともいわれ、当地を訪れ開墾にあたったとされる山田秀盛を祀っていた(日出森神社社記)

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android