日本歴史地名大系 「八上下村」の解説 八上下村やかみしもむら 兵庫県:篠山市旧篠山町地区八上下村[現在地名]篠山市八上下池上(いけがみ)村の東方に位置し、北部を篠山川が流れる。八上は中世よりみえる地名で、南東方に丹波波多野氏が代々居城し、近世初頭に前田茂勝・松平康重が入部した八上城がある。地内に残る追手筋(おつてすじ)・古市(ふるいち)・古市鍛冶屋町(ふるいちかじやまち)・浦町(うらまち)・田町(たまち)・二階町(にかいまち)・小川町(おがわまち)などは同城に関連するものと考えられるが、うち二階町・小川町は篠山城下の建設に伴って移住された町とされる。江戸時代には八上上村・八上下村などに分れてみえる。慶長一三年(一六〇八)の多紀郡桑田津之国帳に「八上下町」とみえ、高一千一二一石。正保郷帳では「八上下町村」として田高八〇七石余・畠高一八三石余。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by