八十島(読み)ヤソシマ

デジタル大辞泉 「八十島」の意味・読み・例文・類語

やそ‐しま【八十島】

多く島々
「わたの原―かけて漕ぎいでぬと人には告げよあまのつり舟」〈古今羇旅
八十島祭」の略。

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精選版 日本国語大辞典 「八十島」の意味・読み・例文・類語

やそ‐しま【八十島】

  1. [ 1 ] 〘 名詞 〙
    1. 多くの島々。
      1. [初出の実例]「百隈(ももくま)の道は来にしをまた更に夜蘇志麻(ヤソシマ)過ぎて別れかゆかむ」(出典万葉集(8C後)二〇・四三四九)
    2. やそしままつり(八十島祭)」の略。
      1. [初出の実例]「依八十島公役、雖私事出仕也」(出典:山槐記‐永暦元年(1160)一一月二九日)
  2. [ 2 ]
    1. [ 一 ] 大阪市中央区、天神橋の付近にあった沢。のち住吉神社の付近をさした。
    2. [ 二 ] 宮城県塩竈市付近、秋田県由利郡象潟町などにあった地名

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「八十島」の意味・わかりやすい解説

八十島
やそしま

元中華民国の巡洋艦『平海』。旧日本海軍の拿捕後,改装されて航洋性を高め,1944年海防艦となり,44年 11月 25日,フィリピン西方海域で護衛作戦中沈没。その主要目は排水量 2500t,速力 22.25kn,主砲 14cm砲6,53cm魚雷発射管4,水上機2機搭載。

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