八幡寺(読み)やはたじ

日本歴史地名大系 「八幡寺」の解説

八幡寺
やはたじ

[現在地名]輪島市町野町東

白鳩山と号し、高野山真言宗本尊阿弥陀如来。天平年中(七二九―七四九)にはすでに開かれており、長久二年(一〇四一)弘範が再興したと伝える。近世初頭にも中断していたという(寺院明細帳など)。かつては八幡宮(現石瀬比古神社摂社御年神社)別当寺で紙本墨書大般若経五八五帖・紙本墨書大般若経零本二七三帖(県指定文化財)が伝わる。大般若経は元久三年(一二〇六)から建暦二年(一二一二)にかけて書写されたもので、八幡宮大般若波羅蜜多経と称されるもの。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

貨幣 (名目) 賃金額を消費者物価指数でデフレートしたもので,基準時に比較した賃金の購買力を計測するために用いられる。こうしたとらえ方は,名目賃金の上昇が物価の上昇によって実質的には減価させられている...

実質賃金の用語解説を読む