八幡浄水寺遺跡(読み)やわたきよみずでらいせき

日本歴史地名大系 「八幡浄水寺遺跡」の解説

八幡浄水寺遺跡
やわたきよみずでらいせき

[現在地名]小松市八幡

小松丘陵北端部の通称キヨミズ山(六三・五メートル)南東斜面に所在する寺院跡。昭和五九年(一九八四)国道小松バイパスの造成契機として発掘され、平安時代から一五世紀にかけての四面の平坦面を検出、礎石をもつ講堂跡や掘立柱建物跡などの遺構から、寺院規模などの変遷が明らかにされている。出土品も多彩で、須恵器土師器・施釉陶器・越州窯青磁・長沙銅官窯水注・中世陶磁器・戯画土器・銅鉢・木簡・人形・剣形木製品・木造僧形坐像・板絵・銅銭・行火・温石などがある。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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