八日市出村(読み)ようかいちでむら

日本歴史地名大系 「八日市出村」の解説

八日市出村
ようかいちでむら

[現在地名]金沢市八日市出町

八日市村の北、手取川扇状地の北東扇端に位置する。八日市村の百姓が同村未墾地を開発、新村を立てたもので、正保郷帳に八日市村の新田分としてみえる同出村高二五六石余が当村にあたるか。寛文一〇年(一六七〇)の村御印では高二八三石・免三ツ二歩(三箇国高物成帳)。寛文年間の家高数一・百姓数一(高免付給人帳)。宝永五年(一七〇八)の家数七・人数四四で、馬三(「高免家数等覚帳」後藤文書)。寛延三年(一七五〇)頃には商品作物として茄子を栽培していた(「組下巨細帳」同文書)

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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