八田與一氏

共同通信ニュース用語解説 「八田與一氏」の解説

八田與一氏

八田與一はった・よいち氏 1886年、金沢市生まれ。東京帝国大学を卒業後、日本統治下の台湾総督府に土木技手として就職烏山頭うさんとうダムを含む大規模な水利事業、嘉南大〓(土ヘンに川)かなんたいしゅうの責任者として事業を主導し、ダムは1930年に完成。嘉南平原に総延長1万6千キロの排水路も造り、平原は当時、台湾一の穀倉地帯となった。42年、太平洋戦争で徴用されてフィリピンへ向かう途中、乗っていた船が連合軍に襲われ沈没、死亡した。妻の外代樹とよきさんは日本敗戦後、同ダムに身を投げ自殺した。(台南共同)

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