八軒在家町(読み)はちけんざいけちよう

日本歴史地名大系 「八軒在家町」の解説

八軒在家町
はちけんざいけちよう

[現在地名]東山区本町十二丁目

一之橋町(現本町十一丁目)の南、本町ほんまち(伏見街道)五条より一二町目に位置(明治二年に本町十二丁目と改称)

宝暦一二年(一七六二)刊「京町鑑」に「八軒在家町 俗に、八軒在といふ」とみえる。「坊目誌」に「天正以来八軒在家町と称し、東側全部藪地にして(中略)人家僅に八戸に過ぎざりしと」とあるが、天正以来とする典拠は不明で、東側に藪地が迫っていた情景は延宝頃の洛外図屏風にうかがわれる。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

グレーゾーン解消制度

個々の企業が新事業を始める場合に、なんらかの規制に該当するかどうかを事前に確認できる制度。2014年(平成26)施行の産業競争力強化法に基づき導入された。企業ごとに事業所管省庁へ申請し、関係省庁と調整...

グレーゾーン解消制度の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android