公務員共済組合(読み)こうむいんきょうさいくみあい

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「公務員共済組合」の意味・わかりやすい解説

公務員共済組合
こうむいんきょうさいくみあい

公務員の相互救済を目的とする公共組合病気負傷出産休業災害退職,障害もしくは死亡,またはその被扶養者の病気,負傷,出産,死亡,災害に対する給付など,公務員の被扶養者を含めた共済事業および福祉事業を行う。国家公務員については国家公務員等共済組合法 (昭和 33年法律 128号) ,地方公務員については地方公務員等共済組合法 (昭和 37年法律 152号) がある。

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世界大百科事典(旧版)内の公務員共済組合の言及

【共済組合】より

…しかし官業官公庁共済組合は存続し,第2次大戦中の政府職員共済組合令(1940公布)や教職員共済組合令(1941公布)の統制的統合を経て戦後に及んだ(〈恩給〉の項参照)。 戦後,日本国憲法のもとで制定された国家公務員法(1947公布)は,戦前の官吏,雇用人の区別なくすべての政府被用者を公務員として扱い,旧国家公務員共済組合法(1948公布)は従来の各省庁の共済組合などが実施してきた退職年金制を一本化し法人格を賦与したが,恩給法はそのまま存続した。しかし国家公務員共済組合法(1958公布),地方公務員等共済組合法(1962公布)により,約1世紀存続した恩給は公務員共済組合の長期給付に移行することになった。…

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出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」