公専公接続(読み)コウセンコウセツゾク

デジタル大辞泉 「公専公接続」の意味・読み・例文・類語

こうせん‐こうせつぞく【公専公接続】

企業が有する専用線を、二つ端点NTTなどの通信事業者公衆回線接続して利用すること。平成8年(1996)より同方式が段階的に自由化され、新電電による低額の遠距離通話サービスの提供に利用された。→公専接続

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「公専公接続」の意味・わかりやすい解説

公専公接続
こうせんこうせつぞく

企業などの専用電話回線を,一般の公衆回線と接続し,長距離電話を割安にするシステム。長距離電話をかける場合,長距離部分は固定料金制で割安な専用回線を使い,両端では公衆回線の市内・近距離電話を利用して電話コストをさらに引下げることができる。長らく禁止されていたが,規制緩和の流れに乗って 1995年に片端だけの「公専」接続が認められたのち,96年 10月には両端の「公専公」接続が解禁された。それに伴って第2種電気通信業者が新規参入し,個人向けのサービスも開始された。

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