公族(読み)コウゾク

デジタル大辞泉 「公族」の意味・読み・例文・類語

こう‐ぞく【公族】

明治43年(1910)の韓国併合後、前韓国李王家に与えられた皇族に準ずる称号。第二次大戦後に廃止

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「公族」の意味・読み・例文・類語

こう‐ぞく【公族】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 王侯一族。また、それに準ずるもの。
    1. [初出の実例]「諸兄の公族たちも不便に思はるるぞ」(出典:古活字本毛詩抄(17C前)四)
    2. [その他の文献]〔詩経‐周南・麟之趾〕
  3. 明治四三年(一九一〇)の韓国併合の後、韓国の李王家の一族に対して、皇族に準ずる待遇として設けた称号。第二次世界大戦後、廃止した。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発を進めるイプシロンSよりもさらに小さい。スペースワンは契約から打ち上げまでの期間で世界最短を...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android