共同通信ニュース用語解説 「公海の生物多様性保全」の解説
公海の生物多様性保全
各国の領海や排他的経済水域の外側でどの国家の管轄権も及ばない公海には、熱水噴出孔や深海サンゴ礁など独特の生態系が存在する。漁業資源も豊かなほか、二酸化炭素を吸収し気候変動への関わりも深い。漁業や資源開発、ごみの投棄を通じた生息域の破壊や汚染の懸念があるが、生物多様性保全の包括的な条約は存在せず、管理・監視の仕組みは限られていた。国連総会が国連海洋法条約の下に法的拘束力のある取り決めを作ると決定、交渉が続いてきた。(ワシントン共同)
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