デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「公顕」の解説 公顕(1) こうけん 1110-1193 平安後期-鎌倉時代の僧。天永元年生まれ。天台宗。近江(おうみ)(滋賀県)園城(おんじょう)寺の増智らにまなぶ。朝廷,平家一門,源頼朝の信任を得,同寺長吏となる。建久元年天台座主(ざす)に任じられたが,延暦(えんりゃく)寺の抗議で辞任。建久4年9月17日死去。84歳。京都出身。通称は宰相僧正。号は本覚房。 公顕(2) こうけん 1422-? 室町時代の僧。応永29年生まれ。三条実尚の子。正親町三条実雅(おおぎまちさんじょう-さねまさ)の養子。三論宗。永享4年出家。東大寺別当となる。嘉吉(かきつ)元年興福寺との争いで住坊の西室坊に放火された。 公顕(3) こうけん ⇒公璋入道親王(こうしょうにゅうどうしんのう) 出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例 Sponserd by