六地蔵寺(読み)ろくじぞうじ

日本歴史地名大系 「六地蔵寺」の解説

六地蔵寺
ろくじぞうじ

[現在地名]常澄村六反田

東茨城台地と水戸から鹿島への街道の間の水田に囲まれた低い台地にある。新義真言宗、倶胝山聖宝院と号する。本尊は六地蔵尊。中世史料には六蔵ろくぞう寺ともみえる。

寺伝では大同二年(八〇七)開山と伝えるが不詳。永享元年(一四二九)宥覚により再興されたという。宥覚は同九年から一一年の間に佐久山浄瑠璃光じようるりこう(現新治郡八郷町)で法門を授受されている。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android