六夢(読み)ろくむ

精選版 日本国語大辞典 「六夢」の意味・読み・例文・類語

ろく‐む【六夢】

  1. 〘 名詞 〙 六種の夢。正夢前夜に見る安らかな夢)、(がくむ)(驚く夢)、思夢(思う所があって見る夢)、寤夢(ごむ)(突然目覚めた時に見る夢)、喜夢(よろこぶ夢)、懼夢(くむ)(おそれる夢)をいう。りくむ。
    1. [初出の実例]「六夢(ろくム) 周礼に所謂六夢、正夢〈今云霊夢也〉夢〈今云驚夢也〉覚夢〈今云思夢也〉寤夢〈今云現夢也〉喜夢〈今云悦夢也〉懼夢〈今云畏夢也〉以上又素問為五夢」(出典譬喩尽(1786)一)
    2. [その他の文献]〔周礼‐春官・占夢〕

りく‐む【六夢】

  1. 〘 名詞 〙ろくむ(六夢)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android