正夢(読み)マサユメ

デジタル大辞泉 「正夢」の意味・読み・例文・類語

まさ‐ゆめ【正夢】

事実と一致する夢。将来、それが現実になる夢。⇔逆夢さかゆめ
[類語]夢心地夢見心地夢現ゆめうつつ逆夢初夢悪夢夢路夢魔むま空夢残夢予知夢

せい‐む【正夢】

まさゆめ」に同じ。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「正夢」の意味・読み・例文・類語

まさ‐ゆめ【正夢】

[1] 〘名〙 事実と一致する夢。将来、それが事実となる夢。
権記‐長保三年(1001)二月三日「示夢趣、中将咲云、正夢也」
[2] (真夢) 新内節。安政四年(一八五七)、初世富士松魯中(ろちゅう)作曲本名題「明烏后真夢(あけがらすのちのまさゆめ)」。浦里と時次郎の心中未遂の道行で、新内節「明烏夢泡雪」の続編に相当。前半に新内節の曲調から脱却した所があるのが特徴。

せい‐む【正夢】

〘名〙 現実の出来事と一致する内容の夢。まさゆめ。
洒落本・淫女皮肉論(1778)叙「夢に三つを論じたり。一に曰神夢、二に曰虚夢、三に曰正夢(セイム)とや」

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世界大百科事典(旧版)内の正夢の言及

【予知】より

…超感覚的知覚ESPの一型。昔から〈正夢〉など,予知を思わせる現象が知られているが,予知か偶然の一致かの判断は困難なことが多い。予知を最初に実験的に検証しようとしたのは,アメリカのラインであり,1933年のことである。…

※「正夢」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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