六大A遺跡(読み)ろくだいAいせき

日本歴史地名大系 「六大A遺跡」の解説

六大A遺跡
ろくだいAいせき

[現在地名]津市大里窪田町 

志登茂しとも川右岸の段丘斜面に位置する弥生時代後期から中世の複合遺跡。とくに古墳時代には祭祀遺跡としての性格がみられる。平成六年(一九九四)から同八年に国道二三号中勢バイパス建設に伴い調査された。

遺跡の中心は、遺跡内での総延長一〇〇メートル×最大幅三〇メートル、最大深さ三メートルの大溝(谷状遺構)である。弥生時代後期から土器・木製品類の投棄が開始され、古墳時代にも継続する。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

南海トラフ臨時情報

東海沖から九州沖の海底に延びる溝状の地形(トラフ)沿いで、巨大地震発生の可能性が相対的に高まった場合に気象庁が発表する。2019年に運用が始まった。想定震源域でマグニチュード(M)6・8以上の地震が...

南海トラフ臨時情報の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android