六脈(読み)ロクミャク

デジタル大辞泉 「六脈」の意味・読み・例文・類語

ろく‐みゃく【六脈】

漢方で、脈拍六種状態。浮・沈・さく・遅・滑・渋の総称

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精選版 日本国語大辞典 「六脈」の意味・読み・例文・類語

ろく‐みゃく【六脈】

  1. 〘 名詞 〙 漢方医学でいう六種の脈搏、すなわち浮・沈・虚・実・遅・数(さく)の総称。また、左手でとる心・肝・腎と、右手でとる肺・脾・命門の脈の総称。一切の病気しるしがこれによってわかるという。
    1. [初出の実例]「はいひめいもんの六(ロク)みゃくは左右の手で取まする」(出典:波形本狂言・神鳴(室町末‐近世初))
    2. [その他の文献]〔史記正義‐扁鵲伝〕

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