六野村(読み)むつのむら

日本歴史地名大系 「六野村」の解説

六野村
むつのむら

[現在地名]富津市六野

みなと村の東方に位置し、湊川が流れる。文禄三年(一五九四)の上総国村高帳に六ッ野村とみえ、高二八八石。正保国絵図でも同高。寛文四年(一六六四)の松平重利領知目録(寛文朱印留)に村名がみえ、下野皆川藩領。元禄郷帳では高三七九石余で、幕末まで変わらない。宝永七年(一七一〇)から佐貫藩領。寛政五年(一七九三)の上総国村高帳では家数四六、佐貫藩領と旗本本多・山崎二氏の相給。旧高旧領取調帳では同藩領。文化八年(一八一一)の村明細帳(高橋家文書)によれば、天和二年(一六八二)検地があり、田四町九反余・畑五町七反余で、年貢は米四三俵・永五貫五八三文。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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