デジタル大辞泉
「共通集合」の意味・読み・例文・類語
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出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例
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共通集合
きょうつうしゅうごう
common set
共通部分,交わりともいう。全体集合を U,そのなかの 2つの部分集合を A,B とするとき,A と B の両方に共通して含まれる元全体の集合を,A と B の共通集合といい,A∩B と書き,A 交わり B ,A キャップ B または A ミート B と読む。この集合を内包的に定義すれば A∩B={x|x∈Aかつx∈B} と表わせる。たとえば A={1,2,3,4} ,B={3,4,5,6} のとき,A∩B={3,4} である。この演算について,次の法則が成り立つ。
(1) A∩B=B∩A(交換法則)
(2) A∩(B∩C)=(A∩B)∩C(結合法則)
(3) A∩A=A(べき等法則)
(4) A∩U=A,A∩φ=φ
一般に,無限個の集合 A1,A2,…,An,… の共通集合も,同様に定義し,
と書く。以前は,これを積集合と呼んだこともあったが,直積とまぎらわしいので,現在ではあまり使われない。
出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報
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共通集合
きょうつうしゅうごう
common set
二つの集合AとBの両方に含まれる要素全体の集合をAとBの共通集合といい、A∩Bで表す。たとえば、2の倍数の集合と、3の倍数の集合の共通集合は、6の倍数の集合である。共通集合のことを「交わり」とよぶこともある。また、和集合に対応して「積集合」とよぶこともある。
[古藤 怜]
出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例
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