其俤浅間嶽(読み)そのおもかげあさまがだけ

改訂新版 世界大百科事典 「其俤浅間嶽」の意味・わかりやすい解説

其俤浅間嶽 (そのおもかげあさまがだけ)

富本(とみもと)の曲名略称浅間》。1779年(安永8)3月,江戸市村座で2世瀬川菊之丞7回忌追善として初演。作詞増山金八,作曲名見崎徳治。菊之丞代々の当り役であった傾城奥州の霊を3世菊之丞がつとめ,2世富本豊前太夫が語った。富本節を代表する名曲である。のちに清元に移されて,本名題《初霞浅間嶽》となった。
浅間物
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出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報

世界大百科事典(旧版)内の其俤浅間嶽の言及

【浅間物】より

…これは原曲の女の亡魂を男に変えたもの。(4)《其俤浅間嶽(そのおもかげあさまがたけ)》。富本節。…

※「其俤浅間嶽」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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