内蔵の頭(読み)うちのくらのかみ

精選版 日本国語大辞典 「内蔵の頭」の意味・読み・例文・類語

うちのくら【内蔵】 の 頭(かみ)

  1. 内蔵寮(うちのくらのつかさ)長官。従五位下相当の官。
    1. [初出の実例]「従五位下路真人虫麻呂為内蔵頭」(出典続日本紀‐天平五年(733)一二月庚申)
    2. 「うちのくらのかみにて、くら人にぞものし給ふ」(出典:宇津保物語(970‐999頃)蔵開下)

くら【内蔵】 の 頭(かみ)

  1. 内蔵寮の長官。令制では、従五位下相当の官と定められていたが、平安時代後期には四位の人があてられた。また、天皇側近がしばしばこの官に任ぜられた。唐名少府監倉部郎・尚衣奉御・内府令。うちくらのかみ。くらりょうのかみ。くらづかさのかみ。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

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