内部言語形式(読み)ないぶげんごけいしき(その他表記)innere Sprachform

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「内部言語形式」の意味・わかりやすい解説

内部言語形式
ないぶげんごけいしき
innere Sprachform

K.W.v.フンボルト用語。彼によれば,言語形成人間の精神的な力により,単なる伝達の手段ではなく人間性そのもののあかしであるとされる。そして外的な文法形式の背後には深い根をもつ主観的な世界観,精神的態度がひそんでいるのであり,これが内部言語形式と呼ばれる。したがって言語は言語以前に確証された真理を表現する手段ではなく,言語によってそれ以前には知られなかった真理が初めて発見されるのである。このようなフンボルトの内部言語形式の考えは後世言語学哲学に大きな影響を与えた。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

ローマ法王ともいう。ラテン語 Papaの称号はカトリック教会首長としてのローマ司教 (教皇) 以外の司教らにも適用されていたが,1073年以後教皇専用となった。使徒ペテロの後継者としてキリスト自身の定...

教皇の用語解説を読む