内閣総理大臣顕彰(読み)ないかくそうりだいじんけんしょう

勲章・褒章がわかる事典 「内閣総理大臣顕彰」の解説

ないかくそうりだいじんけんしょう【内閣総理大臣顕彰】

国の重要施策の遂行や社会の福祉増進、文化の振興などに貢献し、とくに顕著な功績があった人を顕彰するため、内閣総理大臣表彰するもの。佐藤栄作内閣時代の1966年(昭和41)2月に創設され、個人に限らず団体も対象となっている。総理大臣顕彰実施要項にもとづき、閣議了承を経て顕彰状と記念の盾を授与する。スポーツ選手ばかりでなく、宇宙飛行士や棋士、さらには1999年(平成11)に発生した全日空機ハイジャック事件で殉職した機長、高速道路の建設や関西国際空港の開港、本州四国連絡橋の開通を担った会社や公団も顕彰されている。前人未到の記録や業績の表彰をうたう国民栄誉賞が創設されて以後は、事実上、その下位に位置づけられている。2010年の大相撲力士魁皇(かいおう)が46番目の顕彰受者。

出典 講談社勲章・褒章がわかる事典について 情報

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