円原村(読み)えんばらむら

日本歴史地名大系 「円原村」の解説

円原村
えんばらむら

[現在地名]美山町円原

神崎かんざき川支流の円原川に沿い、東西に山々がそびえる。円原川が神崎川に合流する地点のやや北に円原村本郷があり、その上流枝郷今島こんじま洞・白岩しらいわ洞・万所まんどころ洞などがある。南と西は神崎村。天正一七年(一五八九)検地帳(河口文書)に、合高二〇石余とある。江戸時代を通じて幕府領正保郷帳では谷合たにあい村に含まれる。享保七年(一七二二)の村明細帳(河口文書)は前欠で村高は不明だが、すべて畑作で、紙漉二八軒があり、村中で四両ほどを得、こんにゃく畑をもつ者一六人は六両ほど、茶は三両ほどを売出す。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

ユーラシア大陸、北アメリカ大陸北部に広く分布し、日本では北海道にエゾヒグマが生息する。成獣は体長2メートル以上、体重300キロにもなり、日本最大の陸生動物として知られる。雑食性で草や木の実、サケ、シ...

ヒグマの用語解説を読む