精選版 日本国語大辞典 「円座・円坐」の意味・読み・例文・類語
えん‐ざ ヱン‥【円座・円坐】
〘名〙
① 円い形をした敷物の一種。蒲(がま)の葉、菅(すげ)、藁(わら)、藺(い)などで渦巻形に平たく編んで作ったもの。のちには縁に模様をつけたり、布、綿、綾などで包んだものもあり、主として公卿(くぎょう)の間で用いられた。現在も神社祭式には用いられ、民間にも使う者があり、座蒲団の異名としても残っている。わろうだ。わらざ。
※正倉院文書‐山背国隼人計帳(735)「輸調銭弐拾漆文 円坐弐枚」
③ (━する) 多くの人が輪の形になってすわること。車座(くるまざ)。
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