円機(読み)えんき

精選版 日本国語大辞典 「円機」の意味・読み・例文・類語

えん‐きヱン‥【円機】

  1. 〘 名詞 〙 仏語円教(えんぎょう)を受けるにふさわしい機根のこと。⇔権機(ごんき)
    1. [初出の実例]「鑑真和尚と申せし人、漢土より我朝に法華経天台宗を渡給て有しが、円機未熟とやおぼしけん」(出典:日蓮遺文‐下山御消息(1277))
    2. [その他の文献]〔天台四教儀〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

普及版 字通 「円機」の読み・字形・画数・意味

【円機】えん(ゑん)き

ぶんまわし。円の中心。〔荘子盗跖(も)しくは是、しくは非、而(なんぢ)の圓を執り、獨り而のして、と與(とも)に徘徊せよ。

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