円機(読み)えんき

精選版 日本国語大辞典 「円機」の意味・読み・例文・類語

えん‐き ヱン‥【円機】

〘名〙 仏語円教(えんぎょう)を受けるにふさわしい機根のこと。⇔権機(ごんき)
※日蓮遺文‐下山御消息(1277)「鑑真和尚と申せし人、漢土より我朝に法華経天台宗を渡給て有しが、円機未熟とやおぼしけん」 〔天台四教儀

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

普及版 字通 「円機」の読み・字形・画数・意味

【円機】えん(ゑん)き

ぶんまわし。円の中心。〔荘子盗跖(も)しくは是、しくは非、而(なんぢ)の圓を執り、獨り而のして、と與(とも)に徘徊せよ。

字通「円」の項目を見る

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android