天台四教儀(読み)テンダイシキョウギ

デジタル大辞泉 「天台四教儀」の意味・読み・例文・類語

てんだいしきょうぎ〔テンダイシケウギ〕【天台四教儀】

中国仏教書。1巻。高麗こうらい諦観たいかん著。成立年未詳。天台教学の大綱観心要略を記したもので、仏教の入門書ともされた。四教儀。諦観録。

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精選版 日本国語大辞典 「天台四教儀」の意味・読み・例文・類語

てんだいしきょうぎ‥シケウギ【天台四教儀】

  1. 中国宋初の仏教書。一巻高麗の諦観著。成立年不詳。天台教学の入門書で、多くの注釈書がある。四教儀。

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「天台四教儀」の意味・わかりやすい解説

天台四教儀
てんだいしきょうぎ

朝鮮,高麗の諦観 (?~971) の編。1巻。天台智者大師の『四教義』を抄録したもので,天台宗の大綱はこの1巻に尽きるといわれる。まず八教大意を中心として各相を詳説し,五時の教判,化義の四教を略説している。次に化法 (けほう) の四教について各教の教理,断惑の順序を述べている。

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