再度の執行猶予

共同通信ニュース用語解説 「再度の執行猶予」の解説

再度の執行猶予

刑法は、以前に禁錮以上の刑に処せられ執行を猶予された人が、その期間中に1年以下の懲役などの言い渡しを受けた時、情状に特に酌量余地があれば再度、刑の執行が猶予されると規定している。法務省統計によると、2015年に覚せい剤取締法違反事件で再度、猶予判決を受けたのは2人。警察庁によると、15年に覚醒剤が絡む事件で摘発されたのは約1万1千人だった。薬物依存を巡っては社会生活の中での治療効果が注目を集めており、国は16年6月、実刑判決になる薬物使用者らを対象とする「刑の一部執行猶予制度」を始めた。

更新日:

出典 共同通信社 共同通信ニュース用語解説共同通信ニュース用語解説について 情報

今日のキーワード

プラチナキャリア

年齢を問わず、多様なキャリア形成で活躍する働き方。企業には専門人材の育成支援やリスキリング(学び直し)の機会提供、女性活躍推進や従業員と役員の接点拡大などが求められる。人材の確保につながり、従業員を...

プラチナキャリアの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android