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覚醒剤 カクセイザイ

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デジタル大辞泉の解説

かくせい‐ざい【覚醒剤】

強い中枢神経興奮作用をもち、疲労感や眠けがなくなり、思考力や活動力が増す一群の薬物。塩酸メタンフェタミンヒロポン)など。習慣性があり、慢性中毒になると幻覚や妄想が現れる。覚醒剤取締法により製造・販売・所持・使用などは規制される。

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百科事典マイペディアの解説

覚醒剤【かくせいざい】

俗称,もしくは法律用語で,狭義には覚醒アミンをさす。薬理学では中枢神経系興奮薬に属す。薬理作用は,1.中枢作用。大脳の興奮をきたし精神的機能を亢進し,ねむけを除去する。
→関連項目エフェドリンクラック暴力団薬物依存症

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世界大百科事典 第2版の解説

かくせいざい【覚醒剤】

覚醒剤は俗称ないし法律用語であって,薬理学では中枢神経系興奮薬に入れる。日本の覚せい剤取締法ではアンフェタミン(商品名ベンゼドリン)とメトアンフェタミン(商品名ヒロポン,ペルビチン)とを指す。これら覚醒作用をもっているアミンを,ドイツ学派は覚醒アミンと呼ぶが,英米学派ではとくに命名をしていない。向精神薬【小林 司】
覚醒剤中毒
 覚醒剤はいったん使用すると容易に依存・中毒を生じ,幻覚妄想などの精神病的症状や性格変化を生じうる。

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大辞林 第三版の解説

かくせいざい【覚醒剤】

中枢神経系を興奮させ、睡眠抑制・疲労感軽減などの作用がある医薬品の総称。常用すると習慣化し中毒を起こす。塩酸メタンフェタミン(ヒロポン)・硫酸アンフェタミンなど。覚醒アミン。

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

覚醒剤
かくせいざい

覚醒アミン」のページをご覧ください。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

覚醒剤
かくせいざい

通例、覚醒アミンをさすが、アミン以外の中枢神経系興奮剤を含めてよぶこともある。向精神薬の一種。覚醒アミンはエフェドリンなどに類似の構造式をもち、中枢神経興奮作用のほか、交感神経興奮作用や食欲抑制作用もある。脳の機能を積極的に亢進(こうしん)させ、眠気をなくし、疲労感を軽減するほか、気分を爽快(そうかい)にして思考能力を促進させるなどの効果があるが、常用すれば習慣性となり、精神的依存から覚醒剤中毒に陥る。
 第二次世界大戦後、青少年の間で「ヒロポン」が乱用されて社会問題となり、日本では1951年(昭和26)に「覚せい剤取締法」が公布され、製造、輸入、販売、所持、使用が規制された。この法律でいう覚醒剤は、フェニルアミノプロパン(アンフェタミン)とフェニルメチルアミノプロパン(メタンフェタミン)、およびこの両者と同様の覚醒作用をもつもので政令で定めたもの、さらに以上のものをいくつか含有するものをさしている。エフェドリンも本剤の原料となることから取扱い上の規制がある。現在では、著しい入眠傾向がみられるナルコレプシーの治療に塩酸メタンフェタミンだけが「ヒロポン」として用いられている程度で、むしろ不法ルートによる乱用で中毒患者が発生し、社会問題となっている。[幸保文治]

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世界大百科事典内の覚醒剤の言及

【アンフェタミン】より

…しだいに増量しないと効かなくなり(これを耐性上昇という),薬を用いたくなる(これを精神的依存という)が,連用を急にやめても発熱とか痙攣(けいれん)などの身体的異常はおきない。精神的依存を利用して,暴力団が覚醒剤として売りつけて資金源にしたり,薬を餌として逃亡を防ぐのに使ったりしており,社会問題となっている。30mg以上の大量を与えると急性中毒になり,不安,不眠,緊張感,錯乱,幻覚,頻脈,痙攣などが現れる。…

【興奮薬】より

…1g以上の大量では神経過敏,震えなどの症状を経て痙攣(けいれん)を誘発する。(2)覚醒剤 アンフェタミン,メタンフェタミンなどで,いずれも精神機能の亢進を特徴とする中枢興奮作用を有する。眠気を去り,疲労感を除き,精神的抑鬱(よくうつ)状態を回復する効果を示す。…

【薬物代謝】より

…薬物はおもに疾病の治療や予防の目的で服用されるが,薬物を受け入れる生体側は,薬物を異物とみなし,生体から速やかに排出しようとする。薬物のほとんどは尿中に排出されるが,糞便中や肺や皮膚などからも排出される。一方,薬物が高い脂溶性を有する場合は,腎臓の尿細管で再吸収されるので,尿中には投与した形の薬物としてはほとんど排出されない。この場合,脂溶性の高い薬物は,生体内の種々の酵素系によって腎臓から排出されやすい形,すなわち水溶性が大きくなる方向に極性化される。…

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