さい‐へん【再返・再反】
- 〘 名詞 〙 もう一度くりかえすこと。ふたたび。再度。副詞的にも用いる。
- [初出の実例]「何(いずれ)も何も、本風体をもてさいへんの作風也」(出典:三道(1423))
- 「然而猶逆鱗不レ休、一番衆猶御不審之間起請。再返可レ被レ書」(出典:看聞御記‐応永三一年(1424)五月一六日)
- [その他の文献]〔漢書‐李広利伝〕
さい‐へん【再返・再篇】
- 〘 名詞 〙 連歌や俳諧の連衆が発句から各人一句ずつ詠んで一わたりした部分を一巡(一順)というのに対して、二回目を詠むことをいう。
- [初出の実例]「一順の連歌をばいかにも浅々とすべし。結構する句はことに一順にわろし。さいへんなどまでもおなじ事也」(出典:心敬僧都庭訓(1488))
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例
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