冠木(読み)カブキ

デジタル大辞泉 「冠木」の意味・読み・例文・類語

かぶ‐き【冠木】

門や鳥居などで、左右の柱の上部を貫く横木
冠木門」の略。

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精選版 日本国語大辞典 「冠木」の意味・読み・例文・類語

かぶ‐き【冠木】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 鳥居や門、板塀などの上にあって、両方の柱をつなぐ横木。また、そのような作り。笠木
    1. [初出の実例]「九月七日、玉串并四御門西脇玉垣立之、南荒垣鳥居置島木、打冠木」(出典:文永三年御遷宮沙汰文(1268頃))
    2. 「柱をゆり立て、もやいを入れて、上にかぶ木を敷き並べたれば」(出典:太平記(14C後)二四)
  3. かぶきもん(冠木門)」の略。

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