冥顕(読み)ミョウケン

デジタル大辞泉 「冥顕」の意味・読み・例文・類語

みょう‐けん〔ミヤウ‐〕【冥顕】

《「みょうげん」とも》冥界顕界死後世界現実娑婆しゃば世界。
「―につけてその恐れ少なからず候」〈平家・三〉

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精選版 日本国語大辞典 「冥顕」の意味・読み・例文・類語

みょう‐けんミャウ‥【冥顕】

  1. 〘 名詞 〙 見聞きできないものと見聞きできるもの。目に見えないはたらきと目に見えるはたらき。
    1. [初出の実例]「以私事申延厳重之神事之条、付冥顕恐」(出典玉葉和歌集‐嘉応二年(1170)二月八日)
    2. 「此の如の御願は、只冥顕(ミャウケン)の帰する所に任さ被る可きにて候へば」(出典:太平記(14C後)二四)
    3. [その他の文献]〔法華玄義‐六上〕

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