冬牡丹(読み)フユボタン

精選版 日本国語大辞典 「冬牡丹」の意味・読み・例文・類語

ふゆ‐ぼたん【冬牡丹】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 植物かんぼたん(寒牡丹)」の異名。《 季語・冬 》 〔俳諧・増山の井(1663)〕
  3. 牡丹に似た肉の色や形と、冬季に食べられるところから猪(いのしし)の肉をいう。
    1. [初出の実例]「冬牡丹麹町から根わけなり」(出典:雑俳・柳多留‐三三(1806))
  4. 冬季、火鉢の火のさかんにおこっているさまが牡丹の花に似るところから、火鉢をいう。〔随筆・牛馬問(1755)〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

中国のゴビ砂漠などの砂がジェット気流に乗って日本へ飛来したとみられる黄色の砂。西日本に多く,九州西岸では年間 10日ぐらい,東岸では2日ぐらい降る。大陸砂漠の砂嵐の盛んな春に多いが,まれに冬にも起る。...

黄砂の用語解説を読む