冬羽(読み)フユバネ

デジタル大辞泉 「冬羽」の意味・読み・例文・類語

ふゆ‐ばね【冬羽】

鳥の冬の羽。夏の終わりごろ換羽を行ったあとの羽。→夏羽

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精選版 日本国語大辞典 「冬羽」の意味・読み・例文・類語

ふゆ‐ばね【冬羽】

  1. 〘 名詞 〙 鳥類羽色春夏秋冬とで異なる場合の秋冬の羽色。また、その羽毛。夏羽に比べて地味。ふゆば。
    1. [初出の実例]「ゆりかもめは、〈略〉冬羽は、耳羽だけに暗褐色の班点があって美しい」(出典:随筆たぬき汁(1941)〈佐藤垢石〉みやこ鳥)

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日本大百科全書(ニッポニカ) 「冬羽」の意味・わかりやすい解説

冬羽
ふゆばね

鳥が秋から冬にかけての季節にもつ羽毛をいう。一般に換羽によって夏羽から羽色が変わるが、羽毛の先端が擦り切れて変わる場合もある。夏羽よりもじみなことが多い。

[樋口広芳]

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