凍筆(読み)とうひつ

精選版 日本国語大辞典 「凍筆」の意味・読み・例文・類語

とう‐ひつ【凍筆】

  1. 〘 名詞 〙 寒さで穂先が凍った筆。凍結した筆。
    1. [初出の実例]「点校頻呵凍筆寒、適遭四十一僧瞞」(出典:宝覚真空禅師録(1346)乾・節辰)
    2. [その他の文献]〔范成大‐南塘冬夜倡和詩〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

普及版 字通 「凍筆」の読み・字形・画数・意味

【凍筆】とうひつ

寒気筆先がこおる。宋・成大〔南冬夜倡和〕詩 (かんかう)(寒灯からんと欲して、吟方(まさ)にしみ 凍筆驅(か)りく、字(つよ)し

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