処理水を巡る漁業者の立場

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処理水を巡る漁業者の立場

政府東京電力は2015年から、福島第1原発で汚染水増加の原因となる地下水の流入を減らすため、建屋周辺の井戸「サブドレン」の地下水を浄化して海洋放出している。地元漁業者当初、計画に反対したが、政府や東電の「関係者の理解なしには(処理水の)いかなる処分もしない」とする約束順守を条件に容認した。漁業者は、元は汚染水だった処理水と、地下水は異なるとしている。20年には全国漁業協同組合連合会(全漁連)が海洋放出に「断固反対」と特別決議。23年にも「反対であることはいささかも変わらない」とする特別決議を採択した。

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