凶逆(読み)きょうぎゃく

精選版 日本国語大辞典 「凶逆」の意味・読み・例文・類語

きょう‐ぎゃく【凶逆・兇逆】

  1. 〘 名詞 〙 心がねじけていて道にそむくこと。また、その人。よこしま。悪逆
    1. [初出の実例]「汝男乙縄関兇逆之事」(出典続日本紀‐天平宝字元年(757)七月乙卯)
    2. [その他の文献]〔陳琳‐為袁紹檄予州文〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

普及版 字通 「凶逆」の読み・字形・画数・意味

【凶逆】きようぎやく

凶悪で理にもとる。〔北斉書、魏蘭根伝〕先に卓の祠り。祠に柏樹り。根、卓の凶にして應(まさ)に祠の今に至るべからざるを以て、乃ち柏を伐りて、以て槨材(くわくざい)と爲せり。

字通「凶」の項目を見る

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

今日のキーワード

ベートーベンの「第九」

「歓喜の歌」の合唱で知られ、聴力をほぼ失ったベートーベンが晩年に完成させた最後の交響曲。第4楽章にある合唱は人生の苦悩と喜び、全人類の兄弟愛をたたえたシラーの詩が基で欧州連合(EU)の歌にも指定され...

ベートーベンの「第九」の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android