日本歴史地名大系 「出津村」の解説 出津村でづむら 千葉県:市原市出津村[現在地名]市原市出津・出津西(でづにし)五井(ごい)村の南西、養老(ようろう)川左岸に位置する。房総往還が通り、渡場が置かれた。仲町(なかちよう)・北町(きたちよう)のほか、内(うち)神取(かんどり)などの地名がある。五井村の枝郷で、元禄郷帳に出津村一五〇石余とある。寛政五年(一七九三)の上総国村高帳では高二一九石余で家数四八、五井藩領。旧高旧領取調帳では幕府領。元文五年(一七四〇)青柳(あおやぎ)村より当村に二〇枚の蚶札が与えられているが(斎藤家文書)、村内より青柳村まで用水を引いた見返りであったらしい(地引家文書)。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by