刀布(読み)トウフ

デジタル大辞泉 「刀布」の意味・読み・例文・類語

とう‐ふ〔タウ‐〕【刀布】

中国古代の、青銅製の貨幣刀銭布銭

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精選版 日本国語大辞典 「刀布」の意味・読み・例文・類語

とう‐ふタウ‥【刀布】

  1. 〘 名詞 〙 中国、周・戦国時代に用いられた貨幣である刀銭・布銭。転じて、ぜに。かね。通貨。〔名物六帖(1727‐77)〕 〔管子‐国蓄〕

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普及版 字通 「刀布」の読み・字形・画数・意味

【刀布】とう(たう)ふ

古代の銭。刀は刀形の貨。布は布字形の貨。〔管子、国蓄〕珠玉を以て上と爲し、金を以て中と爲し、刀布を以て下と爲す。

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世界大百科事典(旧版)内の刀布の言及

【商業】より

… 商業は当然のこととして貨幣の使用をともなったが,古代において貨幣として選ばれたのは,貝,小刀,鏟(せん),織物などであった。そのうち,小刀と鏟は銅で小型の模造品が作られ,刀布と呼ばれた。秦の始皇帝が半両銭を鋳造して以来,歴代一貫して流通したのは銅銭である。…

※「刀布」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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