刃渡(読み)はわたり

精選版 日本国語大辞典 「刃渡」の意味・読み・例文・類語

は‐わたり【刃渡】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 刃物の刃の長さ。
    1. [初出の実例]「はわたり三尺上を通る鳥は羽が切れて落ちて来るといふ位なもんで」(出典:落語・京阪土産の下(1894)〈三代目春風亭柳枝〉)
  3. 刀剣の刃の上を、素足でわたり歩く軽業
    1. [初出の実例]「火渡りと刃渡りの二つの芸しか出来ないが」(出典:引越やつれ(1947)〈井伏鱒二〉牛込鶴巻町)
  4. 比喩的に、危険な行為
    1. [初出の実例]「あんたはどうしてこんな危い刃渡(ハワタ)りするの?」(出典:朱と緑(1936)〈片岡鉄兵〉絢爛と砕く)

やいば‐わたし【刃渡】

  1. 〘 名詞 〙 仕上げた刀剣を注文主に渡すこと。
    1. [初出の実例]「お悦にやいばわたしの御祝義、お振廻(ふるまひ)が有そふな」(出典:浄瑠璃長町女腹切(1712頃)下)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

[生]1936.2.20. 千葉,臼井プロ野球選手,監督。佐倉第一高等学校から立教大学を経て,1958年に東京読売巨人軍(読売ジャイアンツ)に入団。右投げ右打ちの強打の三塁手として,入団 1年目に本塁...

長嶋茂雄の用語解説を読む