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軽業 かるわざ

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

軽業
かるわざ

軽妙な動作で危険なわざを見せる芸。曲芸の一種。奈良時代,中国から渡来した散楽の蜘舞 (くもまい) に発し,江戸時代主として綱渡りの芸をさした。一本綱,一本竹,籠抜け,蓮 (れん) 飛び,刃渡り,人馬 (ひとうま) ,ぶらんこなどがあり,その技術は歌舞伎のなかにも流れている。

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デジタル大辞泉の解説

かる‐わざ【軽業】

綱渡り・はしご乗り・玉乗りなどの曲芸。また、その見世物。アクロバット。
危険を伴う事業や計画。「資金もないのに融資だけで事業を興すという軽業をやってのけた」
危険な動作をからだを軽快に動かしてやりこなすこと。
「悪七兵衛が力業、早業、―、神通業(じんづうわざ)」〈浄・出世景清

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百科事典マイペディアの解説

軽業【かるわざ】

見る人を驚かすような危険な動作を,文字どおり身軽に演ずる業(わざ)をいう。演ずる人を軽業師という。軽業の主なものとして,綱渡りや竿(さお)のぼり,倒立回転,籠(かご)抜け(輪抜け),空中ぶらんこなどがあげられる。
→関連項目雑芸

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世界大百科事典 第2版の解説

かるわざ【軽業】

身軽さを誇示するように,とんだり,跳ねたりしながら危険を伴う動作を軽快に演じる業をいう。近世以後,見世物の主要な部分を占めるようになった。その源流は奈良時代に大陸から伝来した散楽(さんがく)の中に求めることができる。〈綱渡り〉〈竿登り〉〈とんぼ返り〉などがあったが,それを集成したのが室町時代から江戸中期にかけて盛んに興行された〈蜘舞(くもまい)〉であった。蜘舞の呼称は,蜘が巣をかけて心やすく軒から軒を行くごとき軽き業をなす所業から起こったといわれる。

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大辞林 第三版の解説

かるわざ【軽業】

綱渡り・空中ブランコなどの曲芸の見世物。はなれわざ。曲芸。アクロバット。
動作が軽快で身軽なこと。 〔日葡〕
危険の多い計画や事業。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

軽業
かるわざ

曲芸と同義語であるが、主として綱渡りをさすことばとして、近世に入って用いられた。奈良時代に渡来し、『洛中洛外図(らくちゅうらくがいず)』などにも描かれた「蜘舞(くもまい)」から出て、綱渡り、乱杭(らんぐい)渡り、剣の刃渡り、提灯(ちょうちん)渡り、籠(かご)抜け、人馬(ひとうま)の術、梯子(はしご)乗りなどといったものや、古態を残して近世に伝えられた蓮飛(れんとび)、曲鞠(きょくまり)、綾織(あやおり)、品玉(しなだま)といった多くの芸種を含む。そのいずれもが、身の軽さを身上とする芸人による見せ物、あるいは曲芸団による興行という形態をとることが多かった。
 享保(きょうほう)(1716~1736)には座頭(ざとう)の軽業や女軽業が流行し、天明(てんめい)・寛政(かんせい)(1781~1801)ごろには小屋掛けも大々的なものになって劇的構成をとるようにもなった。幕末の1866年(慶応2)には日本の軽業師が海外公演を行い、人気を博した。1864年(元治1)には西洋から渡来した「中天竺(ちゅうてんじく)舶来之軽業」が横浜で興行されている。明治以後は西洋曲芸団の影響が大きいが、日本的なものもサーカスや寄席(よせ)芸にいまだ多くを残している。[織田紘二]

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世界大百科事典内の軽業の言及

【大道芸】より

…【織田 紘二】
[西洋]
 西洋では都市と群衆が成立するギリシア・ローマ時代に,各地を渡り歩く職業芸人が隆盛を示した。軽業(かるわざ),動物芸,奇術,音曲をはじめとして路上美術に至る,あらゆる種類の大道芸がこの時期に演じられている。その特徴は,見物人から金銭を取るという点で,オリンピック競技や剣闘試合のような公的行事がほぼ無料であったことと対比される。…

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