分き(読み)ワキ

デジタル大辞泉 「分き」の意味・読み・例文・類語

わき【分き/別き】

わけること。区別けじめ
夜昼といふ―知らずが恋ふる心はけだしいめに見えきや」〈・七一六〉
思慮分別わきまえ。
「我は子うむ―も知らざりしに」〈大鏡・序〉

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精選版 日本国語大辞典 「分き」の意味・読み・例文・類語

わき【分・別】

  1. 〘 名詞 〙 ( 四段活用動詞「わく(分)」の連用形名詞化 )
  2. 区別。差別。けじめ。
    1. [初出の実例]「夜昼といふ別(わき)知らず吾が恋ふる心はけだし夢に見えきや」(出典万葉集(8C後)四・七一六)
  3. わきまえ。考え。分別。思慮。
    1. [初出の実例]「我は子をうむわきもしらざりしに」(出典:大鏡(12C前)一)

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