分子進化の中立説(読み)ブンシシンカノチュウリツセツ

デジタル大辞泉 「分子進化の中立説」の意味・読み・例文・類語

ぶんししんか‐の‐ちゅうりつせつ〔ブンシシンクワ‐〕【分子進化の中立説】

生物ゲノムに見られる突然変異による分子レベルの違いの大部分は、自然選択観点からは有利でも不利でもない中立的なものであり、それらが種内に偶発的に固定され、進化の主要因となるという説。昭和40年代に木村資生もとおが提唱。中立進化説中立説。中立突然変異説。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

関連語 選択

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android