分立つ(読み)ブンダツ

デジタル大辞泉 「分立つ」の意味・読み・例文・類語

ぶん‐だ・つ【分立つ】

[動タ四]
区別がはっきりしている。きわだつ。
白川の流れ、西の岸根―・って」〈浮・三所世帯〉
他と分けて別にする。独立させる。
「お亀夫婦を引き取って、―・って商ひさせ」〈浄・卯月の潤色

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精選版 日本国語大辞典 「分立つ」の意味・読み・例文・類語

ぶん‐だ・つ【分立】

  1. [ 1 ] 〘 自動詞 タ行四段活用 〙 区別がはっきりしている。きわだって見える。また、「立つ」を強めていう。
    1. [初出の実例]「又見物の場にてうしろの人にもかまわずぶん立(タチ)て見る人」(出典仮名草子・身の鏡(1659)下)
  2. [ 2 ] 〘 他動詞 タ行四段活用 〙 他と分けて特別にする。また、独立させる。
    1. [初出の実例]「お亀夫婦を引取って、ぶんだって商ひさせ」(出典:浄瑠璃・卯月の潤色(1707頃)中)

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