切手収集(読み)きってしゅうしゅう(英語表記)philately

翻訳|philately

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「切手収集」の意味・わかりやすい解説

切手収集
きってしゅうしゅう
philately

郵便切手収集をいう。フランスの V.ベッツェルが,1840年に切手発行が始るとともに収集,保存したのが起りで,その後,切手収集趣味は世界的に広がり,収集家の数も今日では数百万に及ぶといわれる。日本の切手収集の歴史は 100年近くに及んでおり,第2次世界大戦後は特に盛んとなっている。現在,各地同好者団体が結成され,特に記念切手の収集に人気が集っている。専門の刊行物も多く発行されているが,収集が普及するとともに,本来の趣味的なものとは別に,利殖を目的とする傾向が現れてきている。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

世界の電気自動車市場

米テスラと低価格EVでシェアを広げる中国大手、比亜迪(BYD)が激しいトップ争いを繰り広げている。英調査会社グローバルデータによると、2023年の世界販売台数は約978万7千台。ガソリン車などを含む...

世界の電気自動車市場の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android