日本歴史地名大系 「切林村」の解説 切林村きりばやしむら 京都府:綴喜郡宇治田原町切林村[現在地名]宇治田原町大字南(みなみ) 切林犬打(いぬうち)川下流東岸に位置する村で、北は贄田(ねた)村、北西は川を挟んで郷(ごう)ノ口(くち)村に接する。元和九年(一六二三)禁裏新御料となった田原郷一五ヵ村の一で、享保一四年(一七二九)山城国高八郡村名帳には村高一四〇・〇三石、うち五石は大工高、一〇石が山廻高とある。このうち山廻高は、村の東南方の松茸・栗を御所に上納する御林(ごりん)山を見まわる山廻役に対しての費用にあてられたもので、この時代は贄田村とともに分担しているが、幕末には付近六ヵ村(名村・符作・老中・切林・糠塚・大道寺)が給米一石を負担した。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by