切符制度(読み)きっぷせいど

精選版 日本国語大辞典 「切符制度」の意味・読み・例文・類語

きっぷ‐せいど【切符制度】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 劇場などで、切符を購入して観劇する制度
    1. [初出の実例]「帝国劇場といふものが出来て、〈略〉あたまで西洋式の切符制度といふことをやってみせたのが明治四十四年」(出典:春泥(1928)〈久保田万太郎〉みぞれ)
  3. 戦時に、物資、特に生活必需品の配給を、前もって交付されている切符と交換に行なう制度。物資配給統制の一方法。切符制。

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改訂新版 世界大百科事典 「切符制度」の意味・わかりやすい解説

切符制度 (きっぷせいど)

出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報

日本大百科全書(ニッポニカ) 「切符制度」の意味・わかりやすい解説

切符制度
きっぷせいど

配給制度

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

世界大百科事典(旧版)内の切符制度の言及

【配給制度】より

…日中戦争の泥沼化にともない,日常生活物資が不足してきたためにとられた制度。第1次大戦中のドイツで行われた例がある。戦争遂行のために軍需品を中心とする生産力拡充を強行した結果,日常生活必需品が極度に不足してきた。政府は輸出入品等臨時措置法や国家総動員法によって経済統制にふみ込んでいたが,さらに消費部門での統制を行うため,1938年3月には〈綿糸配給統制規則〉(最初の切符制),6月には〈綿製品の製造制限に関する件〉を出し,綿製品の製造・販売を規制した。…

※「切符制度」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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