切見川村(読み)きりみがわむら

日本歴史地名大系 「切見川村」の解説

切見川村
きりみがわむら

[現在地名]越知町桐見川きりみがわ

坂折さかおり(大桐川)上流域、大平おおひら村の西にあり、「霧深川」「桐見川」とも書く。「土佐州郡志」に「東限大平界茶之木谷、西限長者村樫之峠、南限尾川村界大平村谷川、北限大平村与長者村往還大路、東西一里南北二十町、(中略)其土多石」とある。中世別符山べふやま五名のうちの大平名に属し、天正一七年(一五八九)の別符山大平名別枝名地検帳に大平名内の小村として「霧深川村」がみえ、すべて片岡分。

江戸時代、前記地検帳の霧深川村を中心に大平名西半部が切見川村となり、「土佐州郡志」によれば、本村のほか茶之木・西浦・津恵之野の小村からなっていた。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発を進めるイプシロンSよりもさらに小さい。スペースワンは契約から打ち上げまでの期間で世界最短を...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android